少し前のブログで書いた「ドライファストルブ」というフッ素系の潤滑剤。
エピソードはこちら 初めてサスペンションへ注油してみましたのでレポートしてみたいと思います。
ショックのロッド等に塗布し、フリクション低減をはかりサスの動きをよくするのが狙いですが、
金属とゴム部品によるフリクションが取り除け、
なおかつゴムを傷めない特性が必要なので、素材的にはフッ素系かシリコン系になってきます。
ドライファストルブはすぐに乾いて薄い皮膜(粉?)になるので汚れをよばない…
そんなワケで使ってみよう、と。
塗布するのはサスペンションの可動部。
パラレバーBMW独特の構造である、フロントのショックユニット。
フロントホイール上部、カウルの隙間から上を覗くとこんな感じ。
塗る部分はホーンに隠れている上部。
ちょっと見辛いですが…上部にメッキの細めのロッドがあります。
ロッドがロアケースから出たり入ったりすることでダンパーとしての機能を発揮するわけで、
その際どうしても余計な摩擦(フリクションロス)が発生するので、
そこの動きをよくすると、サスがスムーズに動きやすくなる…理屈です。
テレレバーの場合、フロントフォークもありますから、ここも忘れず…
あと、このへん…は気休めで。
シャフトを抜いてグリスアップするのが基本と心得ます。
これ、フロントフォークに塗布した場合の画像です。
(場所の関係で、わかりやすい画像がここしか撮れないもんで…)
シュッ、シュッとスプレーするとすぐに乾いて画像のように白くなります。
施工としては、これだけ。
初期の動き向上が主たる目的なので、塗る範囲はこのくらい。
輪っかのような跡がついている作動範囲は塗ったほうがいいのかもしれません。
変わって、こちらはリヤサス。
259RTだと、右側サイドカバー(プリロード調整側)開けて覗くと出てきます。
こちらもロッドにひと吹き。
ベタつかないので、タイヤやブレーキにかからなければ他の部分についても問題なし。
リヤはパラレバーのリンク関係にもシュッとしておきましたが、まぁ気休めで。
これだけ塗っても5分もかからず。ササっと吹いて、250kmのタンデムツーに出かけました。
いいわ、コレ!これまで「ガツン!!」「ガタン!!」ときていた段差が、
「コツン!」「シュタン!」くらいで収まる感じ。
カーブの減速帯でもフロントが「すとととと…」とよく動いてくれます。
サスペンションは初期の動きが大事と言われますが、
動くサスペンションがこんなに心地よいものとは思いませんでした。
日帰り250kmの走行で、帰りつく頃は少し渋さが戻ってきたような気もしましたが、
400~500kmくらいの日帰りまで十分恩恵に預れそうな気がします。
何より運転していて動きが良いため気持ちがいいし、
スムーズな動きは疲れも呼びにくいと思います。
というわけで、次回のために「シュッ!」してからカバーをかけました。
普通のグリース・シリコングリース・オイルスプレーと何種類か油脂類は持っているので、
可動部はきちんと適材適所で注油してあげないとね♪
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