ロードスターの集中メンテナンスの続きです。バルブクリアランスに引き続き、スロットルの同調に挑戦してみました。
BMWボクサーは、言うまでもなく水平対向エンジン。
右と左の離れた場所にインジェクションを装備しています。
この離れた2つを個別にアイドリング制御して、
アクセルグリップから1本で出ているケーブルから強引に途中で分岐させて左右を動かしています。
長いこと使っていると当然左右に狂いが出てくるので要調整というわけです。
■必要なもの■
・バキュームゲージ(できれば2個)&ホース
・マイナスドライバ
・10mmのスパナ
以上です。
手順は以下の通り
1.ばっちり暖気させる&準備 15分くらいテキトーに走って、エンジンが暖まっていればOKです。
暖気が終わったら、ハンドル側でアクセルワイヤとチョークワイヤをダルダルに遊ばせておきます。
2.バキュームゲージをつなぐ つなぐ場所はココです。
ゴムキャップを外してからホースを差込みます。
ちなみに、バキュームゲージはレギュレータ(絞り装置)付きか、
流量が制限できるように途中でコックを自作したりしたほうが良いです。
流量を絞らないと針がブレっぱなしで、値が何が何だか分かりません。
僕の場合は、途中に熱帯魚ポンプ用の分岐コックをかませて絞れるようにしています。
3.アイドリングの同調を見る バキュームゲージを繋いでアイドリングさせ、ゲージの値を見ます。
絞りを調整して、左右とも針のブレが収まりかけるくらいにします。
これが調整前のゲージの状態。狂ってますね。。。
ゲージは、
アストロプロダクツの格安ゲージ2個を、メーターの部分を強引にタイラップで括って2連にしていますw
アイドリングは、左右のこのネジを回して調整します。
このネジをゆるめると、アイドル回転が上がり、負圧は下がる。
目標アイドリング1100~1200回転をキープしながら、左右のゲージが揃うように調整します。
合わせた後です。写した角度が悪いですが、これでだいたい合ってます。
4.スロットルケーブルの同調を見る アイドリングでの同調調整が終わったら、アクセルを開けた時の同調を取ります。
アクセルを開けて、1500回転でキープして・・・となっていますが、
この回転でのキープがけっこう難しいので、結果的に2000回転弱で合わせました。
(要は、開け始めが合えばいいんです!)
調整は、インジェクションボディ側のケーブル調整部で行います。
この部分のロックを10mmのスパナで解いて、調整部を回せばOKです。
負圧が低い側のケーブルを「押し込む」ようにすれば同調が取れます。
この開け始めの同調が取れても、場合によってはアイドリング同調が狂う場合もあります。
その場合は再度アイドリング→開け始めと調整を重ねれば、バッチリ合います。
作業全体では、ホースから余計なエア吸い込みが無いことが前提です。
僕も熱帯魚コックから漏れている状態で同調取ったつもりになっていました。
結果、かえって調子が悪くなり、後日やり直しました。。。
(調整前のゲージの値は、その「かえって調子悪くなった」値です。。。)ばっちり同調が取れた後は、すこぶる快調♪
スムーズにエンジンが回る感覚です!
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