前回の続きです。②ロッカーアームのガタを調整する ここでは、
青丸の部分の隙間を調整します。
ここの隙間は、
0.10mm~0.40mmとなっています。
ただし、左と右を別々に調整すると、
先に調整した方が後で調整した方に連動して狂ってきます。
私はどちらも0.15mmで調整しました。
シクネスゲージ1セットで、左右ともリーフを挟めるようにして。
片側に0.15mmのリーフ1枚、もう片側に0.10mmと0.05mmのリーフを挟んで同時に調整します。
この調整のために、
赤丸のボルト・ナットを緩める必要があります。
3本がトルクスE45、1本が15mmのナットです。
E45トルクスも15mmのソケットやめがねレンチも標準的な工具セットには入ってないと思います。
僕の工具セットにも入ってなかったので買い足しました。
赤丸の4本を少し緩めたら、シクネスゲージを挟んで、プラハンで軽く叩いて調整します。
15mmのナットは、実はヘッドの締付けナットです。
僕のロードスターは怪しいオイル漏れがあったので、
全てのヘッド締付けボルトを緩めて、規定トルクで締め付け直しました。
規定締付けトルクは、E45トルクスが18N・mでの締め付け。
15mmのヘッド締付けナットが20N・mで締付け後、180度の角度締めです。
角度締めとは、トルクレンチで規定値通り締め付けた後、規定の角度までナットを回せという事。
本当は「アングルトルクゲージ」なる分度器みたいなツールを使うのですが、今回は目検討でw
ちなみに、180度目検討で締めた時のトルクは50N・m弱でした。
③バルブクリアランスを調整する 画像の
赤丸がIN側、
青丸がOUT側です。
左右シリンダーとも車両後ろ側がIN、前側がOUTです。
画像では丁度IN側のクリアランスを調整しています。
シクネスゲージを差し込む位置、工具を使う場所等は見て頂ければ分かると思います。
10mmのナットがロックになっているのでこれを緩めて、6角レンチで隙間が調整できます。
規定の隙間は、IN側が0.15mm、OUT側が0.30mmです。
調整が終わったら、10mmのロック用ナットを規定トルク8N・mで締め付けます。
これで片側の調整が完成です。
③逆側のシリンダーも同様に調整する。 片側が終わったら、逆側シリンダーの圧縮上死点を出しなおして、同様に調整します。
片側が終わったからと喜び勇んでヘッドカバーを付けるまではOKですが、
プラグまで装着すると逆側の圧縮上死点を出すのにクランクが回らなくなります(笑)
(経験者:談)④復元する 作業する上で外したヘッドカバー、プラグを取り付け直します。
ここで、ヘッドカバーの6角ボルトのトルクに注意。なんと締付トルクは8N・mです。
トルクレンチが無いと締め過ぎること確実です。
僕のトルクレンチは5N・m毎にしか目盛が無い安物なので、目盛とにらめっこ+目検討で合わせました(笑)
エンジンをかけてみて、アイドリングのメカノイズが小さくなりました!
1万km毎くらいに調整してみると良いかもしれませんね♪
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