さて、
前回からの続きでございます。
吉見百穴、じっくり見てみましょう。
岩肌の山にこういう横穴が無数に空いておるわけです。
その大きさから、これはコロボックルの住居の跡だったのでは…と明治期の調査の前は言われてたりしたようです。
規則正しかったり、ランダムだったり不思議な穴たちです…
中も自由に見ることができるんですよ。
しかし、調査が進んでここが古墳時代の後「派手な墓は止めなさい」という事になり普及した横穴式の墳墓という事が分かっています。
古の先人たちが眠った場所ですの、失礼が無い程度にとどめておきましょう。
石室の中はこんな感じです。
いくらコロボックルさんでも、住まいはもう少し広いほうがいいでしょうw
本来は石の板で蓋がしてあったそうで、調査の際にはじめて外してそのままのようです。
棺が乗るように台座を工夫してあったりします。
奥の壁の彫刻は古人の芸術…のはずもなく、そこいらの心ないセンパイたちの仕業でしょう。
バチあたりとはまさにこの事。地獄に落ちるぞ!
で、この吉見百穴のお山、コロボックルじゃなくても余裕で入れる穴があります。
こんな感じで。
ほら、どっかで見た
コロボックル大男が入っても余裕♪
終戦直前に地下軍需工場にするために掘られた横穴です。
けっこう長く掘られたみたいですが、安全のため公開されているのはごく一部。
これにより本来の墳墓としての横穴がいくつも壊されたそうで言わば「負の遺産」なのかもしれませんが、
こういう施設が公開されているのも貴重ですので、しっかり見て楽しみました。
年中同じ気温で、夏はめっちゃ涼しいそうです。
その横では貴重なヒカリゴケも自生しています。
吉見百穴、絶好のツーリングスポットという訳ではありませんが、
駐車場も広いし見どころも結構あり楽しめます♪
百穴のすぐ近くには松山城跡や趣のあるお堂もありますし。
次回、お堂探訪と「食べます」。
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COMMENT
No Title
こんなお墓のマンションがあるんですね。
ヒカリゴケは長野県の善光寺かどこかにもあった記憶があります。
Kachi//
>Kachiさん
確かにそうかもしれませんね。
古墳と比べたらすごい密度ですよね(*^^*)
ヒカリゴケ、私は初めて見ましたが不思議ですよね〜
この吉見百穴、kachiさんならブログ5本くらい書けそうな「ネタ」スポットです(笑)