日産ヘリテージコレクション編、まだまだ続きます。
日産車と言って象徴的に名前が出るクルマといえば、
スカイライン・GT-R・フェアレディZあたり。
ベテランの方でブルーバード・セドグロ・ローレル・サニーなんて名前が出てくるもんです。
80年の歴史の中で輝いたクルマですね。
記念庫の収蔵車にもそんな「輝いたクルマ」は沢山ありますが、
今回は収蔵車の中でも歴史に埋没したり、「やっちゃった」で語り草になるような車種を紹介したいと思います。(独断と偏見です)
いきなりこの車…画像見て車名がすんなり出た方はけっこうスキモノ度合が高いです。
オースターJX。はっきり言って、こんなモンがあるとは思わなかった。
日産も黒歴史として語りたくないくらいだと思ってた。(爆)
オースターJX・スタンザFX・バイオレットリベルタという3兄弟でしたが、
あまりの地味さで不人気どころか不認知だったクルマ。
内容はミドルクラスで初のFF車で、すごく実直な造りの世界戦略車だったらしいのですが、
何せ外見も内装もかなり冴えないもので、当時からあまり見かけないクルマでした。
今街中で見かけたら拝みたくなるくらい、ある意味貴重なクルマです。
パルサーEXA(エクサ)。しかも限定車のオープン!!
三角定規だけでデザインすることを強要されたような外観がいかにも80年代の日産車♪
そして、このエクサがモデルチェンジしたら…
こうなりました。確かアメリカでデザインされたはずで…
後ろの部分がスポーツワゴン的な「キャノピー」と、トランク付に見える「クーペ」があって、
しかも後ろのグレーの部分を取り外して着せ替え可能というぶっ飛んだコンセプト!
あまりのぶっ飛びっぷりに、エクサはわずか2代で終焉を迎えました。(爆)
ただ、この2代目はすんごい好きなんですよね、僕。。。
そして、次なるぶっ飛びデザインは、コレ。
NXクーペ。エクサはパルサーのクーペ版、これは1世代後のサニーのクーペ版という感じで売り出されました。
これも確かアメリカデザインで、海外ではエクサの後継車だったはず。。。
Z32型フェアレディZの「妹分」的なデザインテイストですが、
日本ではまったく理解されなかったみたいです。(笑)
次はスカイラインです。そんなの名車じゃないか!と思う方も多いでしょうが…
超絶レアな
5ドアハッチバック!!
現車見るの25年ぶりくらいです。見た瞬間オシッコ漏れそうになりました。(爆)
このR30型スカイラインってボディバリエーションが凄くて、
セダン・2ドアクーペ・5ドアハッチバック・バンと4種類もありました。
ヘッドライトもバンは丸4灯、スポーツモデルのRSは薄型(鉄仮面)、それ以外は厚いライト…
と、今の日産の手狭さからは考えられないほどの作り分け方。
(こんな事してたから経営不振になったんでしょうね…)次はマーチです。それも人気車じゃないか!と文句言われそうですが…
よく残ってましたねぇ、キャンパストップ仕様。
マーチは初代・2代目は本当に真面目に作りこまれた名車ですよ!
これは初代バネット・ラルゴですね。
ちょっと豪華なワンボックスの先駆けになった車です。
2列目シートが新幹線みたいにクルリと回って対面座りできたりします。
今では安全面とかでできない機構ですよね。
こんな「誰もが認める」名車じゃないけど、
どっちかというと「迷車」だったり、「珍仕様」だったり。。。
いろんな意味で「貴重な」クルマたちのコレクション、見てて飽きませんね♪
こんな仕様もありますしw
次回、レース&ラリーカーです。
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COMMENT
No Title
オースターJXはやっぱり名車・珍車か~
実は私、これけっこう好きでした。
写真はバンパーが黒ですけど、上級グレードは確かボディ同色だったと思います。
後年、私が乗った初代マイナーチェンジ後の FF ISUZU GEMINIと似たシルエットだったけど、ほんと、売れなかったなぁ、このクルマ。
このころからあとの日産車が、内装でトヨタに大きく水をあけられて見栄えが悪くなったんです...
あ~、いかんな、こういう昔話始めると止まらんのは歳のせいだ(^^;
Kachi//
No Title
>Kachiさん
エポックメイキングな車だった事は確かですね。
プレーリーもオースターJXもすごく真面目な「提案型」の車なんですが、多くの人が飛びつく商品性に欠けてるんですね、多分。
仰る通り、80年代前半のインパネのデザインや質感、あんまりでしたね。
グレー色なんて学校の職員室にいるみたいな感じですしね(爆)