長々と続いてしまいました「日産ヘリテージコレクション」編、
今回で最後となります。
最後は、僕にとって最も想い出深い車種「ブルーバード」、
しかも我が家で乗られていたタイプを中心に語りたいと思います。
我が家の最初のブルは、3代目にあたる「510」だった…はずですw
あまりに幼少期すぎて記憶にあるような、ないような。
赤ん坊の私が510と写っている写真(白黒)を見た記憶がありますw
オヤジ曰く、前期1600と後記1800の2台続けて乗ったそうです。
続いて、610。
まさにコレの色違い(濃紺)がうちにありました。幼稚園くらいの時です。
本来4気筒の1600~1800CCがメインのブルーバードの鼻先を延長して、
6気筒のL20エンジンを載せた「2000GT」シリーズ。(通称:サメブル)
当時は5チャンネルもあった日産の販売店の取り扱い車種の兼ね合いで、
ローレルやスカイラインクラスの車種が無かったブルーバード販売店のために作られたような車種です。
610の次に我が家のガレージに収まったのは、810。
(厳密に言うと後期型なので811)
これも色違い(シルバー)が小学校低学年の頃にやってきました。
小学生の頃はずっとコレに乗ってたと思います。懐かしいなぁ~。
この811型は今となってはまず見ないので、見てると涙出そうになりました。
コレも6気筒のL20エンジン搭載車ですが、排ガス規制のあおりで走らなかったそうです。
この次に出た6代目の910型はジュリーのCMで人気があったタイプですが、
うちのガレージには収まることなく、次にやってきたのはPU11型でした。
これまた6気筒エンジン搭載モデル。
ただし、V型6気筒ターボのVG20ETが載った強力なモデルでした。
我が家にあったのは前期型(写真は後期型)なので少し外見は違いますが、
中学生から、大学になって免許を取るまで家にあった想い出の1台です。
静かでバカっ速の走りが忘れられません。
両親とよく九州から関西・中部地方まで旅行に行ったりしたものです。
そして、僕が大学卒業間際に我が家にやってきたのが、U13型。
うちのは後期型(写真は前期型)のガンメタの色のがありました。
この頃になるとブルーバードは4気筒のみのラインナップになっていましたので、
我が家で乗っていたのもSR18DEエンジン搭載の「フツーの」モデル。
ただ、これがまぁよくできた車でして、力はそこそこながらバランス良くて疲れないし、
コーナリングも限界は高くないけどしっかり曲がる。
名義はオヤジでしたが、実質かなりの距離を私が乗りました。
快適性を犠牲にしない程度に諸々グレードUPを図って、乗り換えるまでずっとお気に入りでした。
U13の後、ティアナ→キューブ(現車)と替えましたが、
こいつが一番バランスが取れた車だったと思います。
これだったらまた乗りたいと思うくらい。
以上、我が家の30年を超えるブルーバード遍歴を飾った車たちでした。
ブルーバードという車名は、ブールバード・シルフィで2代に渡ってお茶を濁した後、
一昨年前に残念ながら消えてしまいました。
今や日産で古くから残っているビッグネームは、スカイラインだけです。
そのスカイラインも、海外向けのインフィニティをお金をかけずに国内販売したような車になっています。
グローバル化の時代ですし、日本のユーザーだけのためにガラパゴス車を造るのは効率が悪いというのは良く分かります。
でも、80年もの歴史があり、その歴史のヘリテイジ(伝統・継承)として展示車を見ていると、
グローバル化を図りしっかり儲かる企業になった日産ですが、
捨ててしまったものも多いような気がするんですよね。
ちなみに、ヘリテージコレクションの展示車両の多くは、日産ファンからの寄贈なのだそうです。
例えばこのU14型ブルーバード。シルフィになる前の実質「最後の」ブルーバードです。
これはU13・U14ブルーバードオーナーの親交サイトを運営されていた方が乗りかえにあたって寄贈されたものです。
日産党の方ですが、新しい日産車で心に刺さるものがないようです。
(今では別のヘリテイジな1台に乗られていますが)
熱心なファンを相手にクルマを作っていては会社として成り立たないのは分かるものの、
せめて昔からの日産党を納得させる骨太なクルマ造りは「継承」して欲しいものです。
かくいう私も、残念ながら今すぐに乗りかえたいような日産車はありません。
そのほうが家計に優しくて、いいか。(爆)
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