1月21日、国交省からバイクにもABSの装備を義務化する発表がありました。
わかりやすいニュース記事はこちら国交省発表はこちら このニューストピックを見たとき、「おお、とうとう二輪も義務化か!」と思ったくらいで、
国交省としては「推進」じゃ普及しないもんで「義務化」に踏み切ったか?と。
ざっくり言うと
第1段階:2018年10月以降に「新型」として売り出す125CC以上のバイクが対象
第2段階:2021年10月以降は、生産される全ての125CC以上のバイクが対象つまり、6年後の10月以降、新車を買おうとすると全てABS付になりますよ、と。
ちなみに原付2種は同じタイミングで義務化が始まりますが、
「ABSもしくは前後連動ブレーキ」を装備する事になっています。
50CCは変更なし。
この発表がなされてから各種SNSの投稿を見てみると
ネガティブキャンペーンかと思うような拒否反応の嵐!そんなに反対しなくてもなぁと思うんですが。
だいたい反対意見としては
「ABSなんぞに頼っていては下手くそを増やすだけ」だの、
「ロックするギリギリのコントロールを極めてこそバイクの醍醐味」だの。
う~む。。。
そんなに上手なんだ、みんな。wロックするギリギリのコントロールができてれば、ABSがついてても動作しないわけで。
そういう方々こそABSついてても関係ないんじゃないかね?
そもそも、いつもいつもABSを効かせる運転をする輩はいないでしょう。
ABSが動作すると、少なからずガクガクと不快な動きをしますから、
全身に伝わる感覚が運転に大きく左右する二輪車ではひじょうに辛い動作になるでしょうし。
ABS付のバイクに乗りつつ、ABSを効かせない運転をする事こそ玄人ライダーの条件になってくるんじゃないかなぁ。
というわけで、僕はABS普及を歓迎します。
義務化になるとコストも下がってきて、値上がり幅も小さくなるのではと思います。
何より、ニギリゴケのリスクは減ると思う。
特に首都圏では、地方都市よりもとてつもなくリスキーなすり抜けをするライダーが多い。
高速の渋滞でも都市部の渋滞でも、あまり減速せずにためらわず突っ込んでいく。
ふらりと前の車が車線変更したら…馬鹿握りしますよね?
首都圏では韋駄天原付2種も多いことだし、桃色ナンバーのスクーターのリスクも減ります。
前後連動ブレーキがあれば、片手運転してても安全に停まれる。
(↑実際そういう輩が多いので書いています。まったく推奨できない運転ですが)
オフ車のリヤがABSになったら話にならんじゃないか!と書いている方もいましたが、
BMWではダート用にリヤがキャンセルできるようになってたりします。
(今回の日本での義務化で、そういう仕様が許されるかは分かりませんが)
ボタンひとつでABSキャンセルはできずとも、
競技用のプラグをコントロールユニットに差し込めば解除されるとか、そういう対策はしてくれるでしょう。
ABSのセンサーとエンジンコントロールを上手に同調させれば、トラクションコントロールになります。
普及してくれば、そういう装備が安価に設定される可能性も秘めています。
どうしてもABSレス車に乗りたい人は、今後あと6年は新車で買える余地があるわけで。
今、そこまで過敏に反応する事も無いんじゃないかと思うんですけどね。
保険とABSは「使わないけど、必要なもの」と思いながら運転していきましょう。
それこそバイク道の上手なれ、という事で♪
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