さて、
前回・
前々回と2回に分けて記事にした
「内圧コントロールバルブ」ですが、
その仕組上、乳化したオイルやらスラッジやらで汚れて、動きが悪くなります。
長距離をずっと走る場合は軽減されますが、街乗りが多いと気になるかもしれません。
バルブ自体を外してパーツクリーナーで洗浄してあげれば良いのですが、
配置上メンドクサイ場合も多いです。(車で純正装着されているPCVバルブなんて特に…)
で、そいつをいつの間にか掃除してくれるケミカル、じつはかなり昔から販売されています。
↑こういうのです。
PCVバルブクリーナーというもので、使用方法はオイル添加剤と同様、オイルに添加するだけ。
こいつはオイルが温まることでクリーナー成分が気化して、PCVバルブ(内圧コントロールバルブ)や、
オイル経路じゃないのにスラッジが溜まってしまうような部分の汚れを落とします。
メーカーの説明文はこちら。こんな缶、どこにも売ってねぇぞ!という意見もあるかと思いますが、
自動車メーカー純正ケミカルとして、独自のパッケージで流通しているケースが多いのです。
↑日産バージョン
(じつは製造メーカーが変わったらしいのですが、それはさておき)↑マツダバージョン
僕が営業職の頃、年間5万kmくらい社用車で走っていましたが、
たまにこいつを入れるとエンジンの回りも軽く、とても調子がよくなった覚えがあります。
それがPCVバルブが綺麗になったのか、他の部位が綺麗になったからか分かりませんが。
注入した分の殆どは熱を加えることで気化するので、オイル量を加減して入れる必要はありません。
「1缶でオイル4Lくらいに対応」と書いてありますが、
R259ボクサーの場合3.7L。
説明書きを通り1缶ブチ込むもよし、
クルマと半々にするもよし。
(規定量の半分で効果の兆しも見えないような添加剤は、それこそクソです)このタイプだと、ボトルタイプなので半分入れて残りは保存とかでも良いかもしれません。
R1100Rロードスターの場合、バルブを外して洗浄するのは別に苦痛ではないのですが、
他の部分もキレイになるのでメンテ用としては良いと思います。
で、こういう添加剤とかの話をすると、
やれ「そんな効果はプラシーボだ」とか「性能の良いオイルを使えば必要ない」とか色々と意見を言う人が出てくるもんです。
僕もケミカル屋さんやオイル屋さんに(公私問わず)知人友人は多数います。
その中でいろんな話を見聞きするのですが、商品自体マユツバなものもありますし、
あまりにもセールスの方法や文句に胡散臭さを感じるものも多数あります。
クルマ・バイクの液モノで、最後に信じれるのは「体験した人」だけです(それは他人でも自分でも)。
身銭切って、自分の車やバイクで試し、体感した人の意見感想は貴重です。
話は逸れましたが、こいつは目に見えないところで汚れてしまったものに対する洗浄効果は高いと思います。
Google検索結果「PCVバルブクリーナー 効果」いちど、お試しあれ。
にほんブログ村↑ブログランキング♪ポチっとお願いします☆↑
twitterもよろしく♪
COMMENT
No Title
これがあると楽ですね。
掃除するだけならタンクまで外さなくてもいいとはいうものの、カウルを外すのは手間だから、これで綺麗になるなら買いですね!
それにしてもいろんなことをご存知ですね〜
いつもいつも有益な情報をありがとうございます(^o^)
Kachi//
>Kachiさん
いちど試してみて下さい。オイル交換の1000㎞前くらいに加えると良い塩梅かも。
最初はクルマと半々で試してみられては?
ホントにプロの整備業者向けに流通しているケミカルですが、
ネット社会になって、口コミ情報でサンメカの方も入手して使われてるんですね。